10月の終わりにドラマを観る

今日で10月が終わります。
月日が経つのは本当に早いです。


今日は遅ればせながら、初めて「役者魂!」を観ました。
普通のドラマとして観たら、頑固な役者と前向きなマネージャーとの信頼関係が深まっていく過程をコメディータッチで描いているよくある設定だと思います。


ですが、芝居好き・シェイクスピア好きには物足りないドラマかと思いました。

ドラマの中で「リチャード三世」をやると聞き、楽しみにしていましたが、
「リチャード三世」は劇中劇ではなく、頑固な役者がやっている舞台の作品という形でしか取り上げられておらず、ドラマを観て記憶に残ったのは、カーテンコールのシーンだけです。

ただ私は三話目しか観ていないので、三話目のみに関する感想ですが・・。


同じ日に観たドラマだったら、私は「ちびまる子ちゃん」の方が面白かったです。

まる子の役をやっている森迫永依ちゃんは、自然な演技でとてもいいと思います。
それにまるちゃんのイメージにもぴったりです。

まるちゃんの二話目に「まる子ウソをつく」というのがありました。

まるちゃんが台所にあった洋菓子を、友達と食べてしまうのですが、食べた後、実はその洋菓子はヨソにあげる物だったと知るのです。

母に本当のことを言おうとするが、「さすがにまる子だって黙って食べたりしないわよ」と言われ、告白するタイミングを失ってしまう。

母の信用を裏切りたくないし、怒られるのも嫌で、「食べていない」とウソをつく。

そのウソをつき通すためにまたウソをつく。


最後は母にすべてを打ち明け、泣きながら謝るのです。



「まる子だってウソついてるとき、辛かったでしょう。」



泣きながら謝るまる子に言った母の言葉。


子供の時って、怒られるのが怖くてウソついちゃうんですよね。
でも、それが辛くて苦しくて、ウソついてる間中ずっと嫌な気持ちがして・・。


ちびまる子ちゃんは、日常によくある話なんだけど
というより、よくある話だからこそ、共感できて、泣いたり笑ったり出来るんだと思う。


ちびまる子ちゃん」は子供の頃に感じたことを思い出し、今でもとても大切なことを思い出させてくれるドラマだと、私は思います。