心の中の鬼
今日は清澄白河へ「朗読 三人会」を観に行って来ました。
出演者:石原広子さん・関優子さん・秋山京子さん
演出 :山田吾一さん
演目 :『海と夕焼け 三島由紀夫』・『嘘をつかない女 阿刀田高』・『時雨鬼 宮部みゆき』でした。
私は『時雨鬼』が一番心に残りました。
綺麗な顔のしたに鬼を隠している人間がいる。
自分の欲の為に平気で人を騙したり、殺したり出来る鬼のような人間。
シェイクスピアの作品にもそんな人間が出てきます。
リチャード三世やイアーゴーがそうだと思います。
何故こんなひどいことが出来るのだろう?
こんなにひどいことが出来る人は、一部の人間なのだろう。
そう思っていました。
でも、本当は人間なら誰でも鬼になる可能性があるのかもしれません。
環境やタイミング、出会う人間・・・
たくさんのモノの影響を受けて人間は鬼にも悪魔にもなってしまう。
でも、それは
逆にいい影響を受ければ鬼にならずにすむということですよね?
最近のニュースは、鬼の仕業かと思うようなひどい事件が多いです。
みんながいい影響を受けられるように、私にも何か出来ることはないのでしょうか?
そんなことを考えました。
今は辛いニュースがなくなることを願うことしか出来ませんが、
いつかは、願うだけでなく実際に何か出来るようになりたいです。