ワールド・トレード・センター
「ワールド・トレード・センター」を観て来た。
これは、9.11の実話を基に作られた映画で、
二人の警察官(マクローリン班長とヒメノ氏)に焦点を当てていました。
二人はいつも通り勤務に出かけ、いつも通りの一日を送るはずだった。
ところが、ビルに旅客機が突っ込み町が一瞬でパニックになる。
警官はビル近くに集められ、二人は他の仲間とともにビルの中に入っていく。
酸素ボンベを集め、今から救出に行く、まさにその時ビルが崩れ落ちた。
気がつくと二人は瓦礫に埋もれ身動きが取れない状態だった。
声の聞こえる範囲内に人間は3人しか確認できない。
3人は声を掛け合いお互いの状況を把握する。
ヒメノ氏は地上から約6メートル下のところに、もうひとりの仲間と一緒にいる。
マクローリン氏はそれよりも遥か下のところにいた。
ヒメノ氏とマクローリン氏は身動きが取れない。
でも、ヒメノ氏と一緒の仲間は動けた。
何とかヒメノ氏を助けようとするが、ひとりでは難しい。
そんな時瓦礫が崩れ落ちてきた。
動けない二人は無事だったが、助けようとしていた仲間は瓦礫に挟まれ命を落としてしまう。
そこから、二人は声を掛け合い助け合っていく。
生き埋めになっている二人の家族も描かれていた。
最後には二人は救出され、家族のもとに帰れるのですが、
帰ってこない家族を待っていた人が沢山いて、
愛する人のもとに帰れなかった人がたくさんいて、
あんなことは二度とあってはいけないことで、
どんな理由があっても命を奪ってはいけないのだ。
あの映画が事実で、あの悲しみが事実で、あの痛みが事実で、
そう思うだけで涙があふれて止まらなかった。
あのニュースを見た時も涙が止まらなかったが、
この事実を忘れてはいけないのだ。
二度と起こらないように。